最新 地学事典 「断層関連褶曲」の解説
だんそうかんれんしゅうきょく
断層関連褶曲
fault-related fold
おもに逆断層および正断層の変位によって,断層上盤に形成される褶曲。断層の傾斜や変位量が褶曲の形状に反映されるため,地表で観察できる褶曲構造の定量的な解析から,地下に伏在する未知の断層の形状およびすべり量を推定できる。上盤の岩相や物性の違いによって異なるタイプの褶曲が形成されるため,推定結果には不確実性を含むが,地表で観察できるさまざまなスケールの褶曲に適用できることから,地質構造の解析手法として発展してきた。参考文献:C. Brabdes et al.(2014) Earth Sci. Rev., Vol.138:352
執筆者:岡村 行信
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

