斯波四郎(読み)シバシロウ

デジタル大辞泉 「斯波四郎」の意味・読み・例文・類語

しば‐しろう〔‐シラウ〕【斯波四郎】

[1910~1989]小説家山口の生まれ。本姓柴田毎日新聞入社週刊誌編集従事。「山塔」で芥川賞受賞。他に「愛と死の森」「月曜日の憂鬱ゆううつ」「含羞がんしゅうの花」など。

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20世紀日本人名事典 「斯波四郎」の解説

斯波 四郎
シバ シロウ

昭和期の小説家



生年
明治43(1910)年4月7日

没年
平成1(1989)年4月29日

出生地
山口県

本名
柴田 四郎

学歴〔年〕
五高卒

主な受賞名〔年〕
芥川賞(第41回)〔昭和34年〕「山塔」

経歴
五高中退後上京し、10数種の職業を転々とする。昭和12年毎日新聞社に入社し、後に「サンデー毎日」の編集に従事する。28年「文学者」に加わり「少女幻影」を発表。30年森敦、今官一らと「立像」を創刊。32年「禽獣宣言」を刊行。34年「早稲田大学」に「山塔」を発表し、芥川賞を受賞。「山塔」のほか、「檸檬・ブラックの死」「愛と死の森」「月曜日の憂鬱」「含羞の花」などの著書がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斯波四郎」の解説

斯波四郎 しば-しろう

1910-1989 昭和時代後期の小説家。
明治43年4月7日生まれ。昭和12年毎日新聞社にはいり,「サンデー毎日」の編集に従事する。28年「文学者」に参加し,30年森敦(あつし)らと「立像」を創刊。34年「山塔」で芥川賞をうけた。平成元年4月29日死去。79歳。山口県出身。第五高等学校中退。本名は柴田四郎。作品はほかに「愛と死の森」「含羞の花」など。

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367日誕生日大事典 「斯波四郎」の解説

斯波 四郎 (しば しろう)

生年月日:1910年4月7日
昭和時代の小説家
1989年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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