新・三種の神器(読み)しんさんしゅのじんぎ

知恵蔵 「新・三種の神器」の解説

新・三種の神器

1950年代後半、神武景気の頃、豊かさやあこがれの象徴として「白黒テレビ・洗濯機冷蔵庫」が、「三種の神器」と呼ばれた。高度成長期となった60年代半ばには、「3C」(カラーテレビ・クーラー・カー〈自家用車〉)がこれに代わった。平成の今、デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型大型テレビのデジタル家電が「新・三種の神器」と呼ばれている。家事労働軽減から余暇充実へと、あこがれの質の変化が製品を通してうかがえる。

(武正秀治 多摩美術大学教授 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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