平成(読み)へいせい

精選版 日本国語大辞典 「平成」の意味・読み・例文・類語

へい‐せい【平成】

[1] 〘名〙
① (形動) 世の中の万物がうまくととのうこと。また、そのさま。〔楊慎‐別陳玉〕
② なかなおりすること。和解。〔布令字弁(1868‐72)〕
[2] 日本の現在の年号昭和六四年(一九八九)一月七日、昭和天皇崩御、明仁親王践祚に伴い改元。一月八日、平成元年となる。出典は「史記‐五帝本紀」の「内平外成」、「書経‐大禹謨」の「地平天成」。

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デジタル大辞泉 「平成」の意味・読み・例文・類語

へいせい【平成】

《「春秋左氏伝」文公一八年、あるいは「書経」大禹謨、「史記」五帝紀にみえる「地平かにして天成る」「うち平かにして外成る」から》わが国の、1989年1月8日から2019年4月30日までの年号。→令和
[補説] 
2018年5月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2018」キャンペーンでの「平成」への投稿から選ばれた優秀作品。

好景気から不景気、二度の震災から復興の道のりに向かっていった時代。
昭和世代さん

◆いろいろあったけど、なんだかんだ平和だった元号
かずちょさん

◆「何か」を生み出したが「何か」がなくなってしまった時代。
halyoshiさん

ゆとりが生まれ、生活からゆとりが姿を消した時代。
朔野さん

◆手に持つものが「雑誌」から「スマホ」に替わった時代。
Takaさん

2018年12月22日放送「ニュースな日本語」でのコメント

◆テレビを置く場所が自由になった時代。
カズレーザーさん

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普及版 字通 「平成」の読み・字形・画数・意味

【平成】へいせい

天地が治まる。〔書、大禹〕地らかに天り、六府三事允(まこと)に治まり、世永く(よ)る。

字通「平」の項目を見る

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日本の元号がわかる事典 「平成」の解説

へいせい【平成】

日本の元号(年号)。1989年から現在にいたる、今上(きんじょう)天皇の代の元号。前元号は昭和(しょうわ)。1989年(平成1)1月8日改元。1989年(昭和64)1月7日に昭和天皇が崩御、今上天皇の践祚(せんそ)にともない「元号法」に基づいて改元が行われた。現憲法のもとでの最初の改元。『史記(しき)』『書経(しょきょう)』を出典とする命名

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デジタル大辞泉プラス 「平成」の解説

平成

岐阜県関市にある道の駅。県道58号線に沿う。「日本平成村花街道センター」ともいう。

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