新井奥邃(読み)あらい おうすい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新井奥邃」の解説

新井奥邃 あらい-おうすい

1846-1922 幕末-大正時代の武士,宗教家。
弘化(こうか)3年5月5日生まれ。陸奥(むつ)仙台藩士。戊辰(ぼしん)戦争で箱館にいきニコライにあって師事する。明治3年森有礼(ありのり)に随行し,アメリカでキリスト教教団新生社にはいる。32年帰国。のち東京の謙和舎で聖書を講じた。門人田中正造,高村光太郎らがいる。遺著に「奥邃広録」。大正11年6月16日死去。77歳。通称は常之進。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android