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新国際政治秩序 しんこくさいせいじちつじょnew international political order

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新国際政治秩序
しんこくさいせいじちつじょ
new international political order

中国の最高指導者 鄧小平が 1988年以来提唱してきた新しい世界観。国際問題の処理において,中国の外交基本姿勢である平和共存五原則,つまり (1) 領土・主権の相互の尊重,(2) 相互不可侵,(3) 内政不干渉,(4) 平等互恵,(5) 平和的共存,を基礎に国際紛争の平和的解決,世界秩序の安定,世界平和の擁護を目指したもの。イデオロギーに執着することなく,各国相互の利益の共存を実現できるような国際関係の枠組みを求めるという背景には,中国国内の要因と国際関係の変化があった。すなわち国内においては,改革・開放路線の推進が積極的に行なわれなければならなかった。国際関係には 87年に米ソ間で INF全廃条約が成立し,緊張緩和が大きく進展することになり,また,ゴルバチョフ書記長の譲歩によって,中ソ国境のソ連軍削減問題をはじめとする中ソ間の3大障害の解決が著しく前進した。 89年5月の中ソの歴史的和解もこの文脈でとらえることができる。

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