新垣松含(読み)アラカキ ショウガン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「新垣松含」の解説

新垣 松含
アラカキ ショウガン


職業
舞踊家 俳優

専門
琉球古典舞踊,沖縄芝居

生年月日
明治13年 5月11日

出生地
沖縄県 那覇市

経歴
幼い頃より仲毛芝居に入り、琉球古典舞踊の読谷村親雲上門下として御冠船踊を学んだ。明治43年若手新進を集めて中座を組織し、座頭として活躍。芝居を退き、大正15年松蔭会を創立、一般人を対象に琉球古典舞踊を指導普及に努めた。古典舞踊・組踊りを得意とし、生真面目かつ堅実な芸風で組踊り「芸売の縁」の森川之子、男踊り「揚作田節」「高平良万歳」などを得意とした。昭和11年には同門の玉城盛重らと琉球音楽舞踊団の東京公演に参加した。

没年月日
昭和12年 6月17日 (1937年)

家族
二女=新垣 芳子(琉球舞踊家),三女=比嘉 澄子(琉球舞踊家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「新垣松含」の解説

新垣 松含
アラカキ ショウガン

大正・昭和期の舞踊家



生年
明治13(1880)年

没年
昭和12(1937)年

出生地
沖縄県那覇市

経歴
琉球古典舞踊の読谷村親雲上門下として御冠船踊を学んだ。大正15年松蔭会を創立、琉球古典舞踊を指導、普及に努めた。昭和11年には同門の玉城盛重らと琉球音楽舞踊団の東京公演に参加した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新垣松含」の解説

新垣松含 あらかき-しょうがん

1880-1937 大正-昭和時代前期の舞踊家。
明治13年5月11日生まれ。役者として沖縄芝居の舞台にたつが,琉球古典舞踊をまなび,昭和元年松蔭(しょういん)会を創設。組踊の名手で,11年琉球音楽舞踊団の東京公演に参加するなど,琉球古典舞踊の普及につとめた。昭和12年6月17日死去。58歳。沖縄県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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