新塩屋町(読み)しんしおやまち

日本歴史地名大系 「新塩屋町」の解説

新塩屋町
しんしおやまち

[現在地名]高松市末広町すえひろちよう

城下町東端の商人町。北は新通しんとおり町、南は築地つきじ町、東は杣場せんば川、西は塩屋町一丁目。東西約一三〇間の通りに面する両側町で、南北約五〇間(天保一五年城下図)。生駒氏時代はとおり町筋が城下東端で、この付近は塩焼浜である。高松城下図屏風では西側の塩屋町通から北の新通町に沿って杣場川が流れており、当町はその流路となっている。町名は享保年間(一七一六―三六)の城下図にみえるので、正徳年間(一七一一―一六)までには埋立てられ、町家の造成が行われたものと考えられる。


新塩屋町
しんしおやまち

[現在地名]魚津市上口かみぐち二丁目

かど川右岸にあり、南北に走る北陸街道の両側町。魚津町の上口にあたり、通り町八町の一つ。北は橋向はしむかい町、東から南は住吉すみよし村。北陸街道は南西さんヶ村に続く。元禄一五年(一七〇二)の大火以前は魚津古城西側のおお町との間にあったといわれるが、古城内の蔵屋敷火災から守るためこの地に移転した(下新川郡史稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android