朝日日本歴史人物事典 「新家理与門」の解説
新家理与門
生年:享和2(1802)
明治時代,大聖寺蓑虫騒動の指導者。明治4(1871)年に金沢県江沼郡(石川県)の農民数千人が肥料代免除,十村(大庄屋・大肝煎にあたる)廃止などを要求して蜂起。役人・御用商人宅42軒を打ちこわして要求の実現に成功。理与門は首謀者として逮捕され翌年7月獄死した。明治28年その記念碑が生地分校(加賀市)に建立され,いまだに香煙が絶えないという。
(吉武佳一郎)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報