新家理与門(読み)あらや・りよもん

朝日日本歴史人物事典 「新家理与門」の解説

新家理与門

没年:明治5.7(1872)
生年享和2(1802)
明治時代,大聖寺蓑虫騒動指導者。明治4(1871)年に金沢県江沼郡(石川県)の農民数千人が肥料代免除,十村(大庄屋大肝煎にあたる)廃止などを要求して蜂起役人・御用商人宅42軒を打ちこわして要求の実現に成功。理与門は首謀者として逮捕され翌年7月獄死した。明治28年その記念碑が生地分校(加賀市)に建立され,いまだに香煙が絶えないという。

(吉武佳一郎)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「新家理与門」の解説

新家理与門 あらいえ-りよもん

1802-1872 明治時代の一揆(いっき)指導者。
享和2年生まれ。明治4年金沢県(石川県)江沼郡の農民が徴租方法の矛盾などをうったえ蜂起した蓑虫(みのむし)騒動を指導。要求はうけいれられたが,首謀者として捕らえられ,5年6月27日獄死した。71歳。姓は「あらや」ともよむ。名は理右衛門(りえもん)とも。

新家理与門 あらや-りよもん

あらいえ-りよもん

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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