新町下町(読み)しんまちしもちよう

日本歴史地名大系 「新町下町」の解説

新町下町
しんまちしもちよう

[現在地名]横手市さいわい

横手城下北西端に位置し、南は同じ通称下内しもうち(広義の本町)の新町、東は平行する古川ふるかわ町。町を南北に羽州街道が縦断する。寛文九年(一六六九)横手絵図面(横手郷土史資料)に、小瀬長三郎指南御足軽町小路おぜちようざぶろうしなんおあしがるまちこうじ一〇戸がみえ、享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に、北の方足軽町として町の長さ八六間とある。明治一四年(一八八一)の「郡区町村一覧」に新町下町とある。

寛永四年(一六二七)の在々給人配当帳(秋田県庁蔵)に、根岸住居の小瀬歳三郎指南足軽二〇人、一四六石(うち一〇石取二人、七石取一八人)とあるが、「六郡郡邑記」には、九〇軒、足軽三与(組)、一与は十太夫、二与は山県高屋とあって、小瀬氏が消えている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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