新路(読み)しんろ

精選版 日本国語大辞典 「新路」の意味・読み・例文・類語

しん‐ろ【新路】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 新しい道。新しく切り開いた道。新道
    1. [初出の実例]「新路如今穿宿雪、旧巣為後属春雲」(出典菅家文草(900頃)六・早春内宴、侍清涼殿同賦鶯出谷)
    2. 「独旧里を別て遙に新路に赴く」(出典:海道記(1223頃)萱津より矢矧)
    3. [その他の文献]〔段成式‐題谷隠蘭若詩〕
  3. 新しい鉄路。
    1. [初出の実例]「鉄道を架するに〈略〉爾後の新路は、会社に委して建築し」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
  4. これから進むべき人生の道。
    1. [初出の実例]「彼等はただ『新女優の募集』と云ふ活字を見た時、自分等の辿るべき新路(シンロ)を与へられた様な気持になって」(出典:社会観察万年筆(1914)〈松崎天民〉新女優の運命)

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普及版 字通 「新路」の読み・字形・画数・意味

【新路】しんろ

新道。

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