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段成式 だんせいしきDuan Cheng-shi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

段成式
だんせいしき
Duan Cheng-shi

[生]?
[没]咸通4(863)
中国,晩唐の学者,文学者。青州,臨 淄 (りんし。山東省) の人。字,柯古。名家の出で,父は宰相の段文昌。父の功績によって秘書省校書郎となり,その後吉州刺史,太常少卿などを歴任,晩年は襄陽 (湖北省) に住んだ。博聞強記で,家伝の膨大な蔵書や,宮中の秘書から得た知識をもとに,『酉陽雑俎 (ゆうようざっそ) 』を著わした。詩文でも高名で,特に温庭 筠と親交が深かった。詩は 56首が現存。

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デジタル大辞泉の解説

だん‐せいしき【段成式】

[?~863]中国、晩唐期の文人。臨淄(りんし)(山東省)の人。字(あざな)は柯古。詩人としてよりも、古今の多くの異聞を記した「酉陽(ゆうよう)雑俎」20巻の著者として知られる。

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大辞林 第三版の解説

だんせいしき【段成式】

803~863) 中国、唐代の小説家。駢文べんぶん家。字あざなは柯古、臨淄りんしの人。随筆文学「酉陽雑俎ゆうようざつそ」全三〇巻を著す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

段成式
だんせいしき
(803?―863)

中国、晩唐の小説家、詩人。字(あざな)は柯古(かこ)。臨(りんし)(山東省)の出身。博覧強記の人で、家蔵の珍籍に加え、穆宗(ぼくそう)のときに宰相を務めた父の縁故で校書郎(書物校正係)に任命されたため、宮中の図書を自由に閲覧できた。その結果できたのが随筆集『酉陽雑俎(ゆうようざっそ)』で、当時の外交や政治の秘聞から民間習俗、科学記事までが書き留められており、唐代を研究するための傑出した資料となっている。詩人としても李商隠(りしょういん)、温庭(おんていいん)と並んで盛名をはせ、その詩集は七巻あったというが、いま『全唐詩』に31首余を伝えるのみである。[野口一雄]

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世界大百科事典内の段成式の言及

【酉陽雑俎】より

…中国,晩唐時代,段成式(803?‐863)の異聞雑記集。前集20巻,後集10巻。…

※「段成式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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