方等時(読み)ホウドウジ

デジタル大辞泉 「方等時」の意味・読み・例文・類語

ほうどう‐じ〔ハウドウ‐〕【方等時】

天台宗で説く五時ごじの第三。釈迦小乗経に次いで一般大乗経を説いた時期

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「方等時」の意味・読み・例文・類語

ほうどう‐じハウドウ‥【方等時】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。天台宗で説く五時の第三。釈迦が小乗経の説法を終えて、維摩経、思益経、勝鬘経など大乗経を初めて説いた時期とされる。方等。
    1. [初出の実例]「第三法等時は十六年なり」(出典:史記抄(1477)三)
    2. [その他の文献]〔天台四教儀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android