はた‐じるし【旗印・幟】
- 〘 名詞 〙
- ① 戦場などで、敵味方の目じるしとして旗に付ける、紋所・文字、または種々の形。また、それを付けた旗。
- [初出の実例]「はたしるしと云が道理ぞ」(出典:史記抄(1477)七)
- ② 船舶などに掲げる旗、特に国旗をいう。
- [初出の実例]「一夜明れば寒いながらも春めきて軒端々々の旗章(ハタジルシ)、門の松竹、葦索(しめ)かざり」(出典:団団珍聞‐一四三号(1880))
- ③ 転じて、行動の目標となる主義、主張。
- [初出の実例]「あの仲間が旗印にして来た租税半減といふのは」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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