(読み)キ

普及版 字通 「既」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

(旧字)
11画

[字音]
[字訓] おわる・つきる・すでに

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
旧字はに作り、と旡とに従う。)の初文。盛食の器。旡は食に飽いて、後ろに向かって口を開く形。食することすでに終わり、気を催すさまを示す。〔説文〕五下に「小なり」というのは、〔段注〕にいうようにの声義を以て解するもので、字の本義ではない。

[訓義]
1. 食すること終わる、おわる、すむ。
2. つきる、みな。
3. すでに、もはや。

[古辞書の訓]
名義抄 スデニ・カサヌ・コトコトク・ツキタリ/ イニシヘ 〔字鏡集〕 スデニ・ツク・ツキヌ・カサヌ・ヲハル・コトコトク

[声系]
〔説文〕に声として・曁・(慨)・など九字を収める。は口気をもらして嘆くこと、は水を(そそ)ぎ(あら)う意で、その水声を写す語であろう。

[語系]
・訖kitは同声。もと口気を写し終止することをいい、ktは濯の音を示す。

[熟語]
既已既以既往既過・既決既月既且既祥・既成既夕既倒既望既廩
[下接語]
皆既・終既・

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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