日南田村
ひなたむら
[現在地名]美里村日南田
四方を経ヶ峰(八一九・三メートル)の山稜と長谷山(三二〇・六メートル)に囲まれた山地の多い村である。船山川・北高座原川が穴倉川に合流する地のわずかな平地に集落がある。文禄検地帳を転記したと思われる伊勢国中御検地高帳に「日南田」と現れる。慶長一三年(一六〇八)以後津藩領。「宗国史」には当村に関しての記録が欠落している。「三国地志」には神祠に神明社、梵刹に縁生寺がみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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