日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本のおもな水族館」の意味・わかりやすい解説
日本のおもな水族館
にほんのおもなすいぞくかん
日本動物園水族館協会会員の水族館をおもに扱った。
おたる水族館
〔読み〕おたるすいぞくかん
〔所在地〕北海道小樽市祝津(しゅくつ)3-303
〔開館年〕1973
〔飼育動物の種類および点数〕299種1万4112点
〔特徴〕国定公園小樽海岸にあり、地元の北方系を中心に、暖海・熱帯・淡水系その他の水族を幅広く展示。ラッコ、オットセイなど海獣も豊富で、トド、アザラシの集団ショーが行われる。
サンピアザ水族館
〔読み〕さんぴあざすいぞくかん
〔所在地〕北海道札幌市厚別(あつべつ)区厚別中央二条5-7-5
〔開館年〕1982
〔飼育動物の種類および点数〕196種1万1549点
〔特徴〕札幌副都心のショッピングセンター、サンピアザに隣接する市街地の水族館。海水魚、淡水魚、アザラシなどを展示し、都会地の息抜きの場となっている。
登別マリンパークニクス
〔読み〕のぼりべつまりんぱーくにくす
〔所在地〕北海道登別市登別東町1-22
〔開設年〕1988
〔飼育動物の種類および点数〕367種1万3212点
〔特徴〕施設の中心である水族館のニクス城は、デンマークに実在するルネサンス様式のイーエスコー城をモデルとする。「北欧ロマンと海洋ファンタジー」をテーマに、大小50の水槽でさまざまな水族が光と音の演出で幻想的に展示されている。
千歳サケのふるさと館
〔読み〕ちとせさけのふるさとかん
〔所在地〕北海道千歳市花園2-312
〔開館年〕1994
〔飼育動物の種類および点数〕74種3万1424点
〔特徴〕日本におけるサケ・マスの近代的な増殖事業発祥地である千歳川のほとりにある。サケを中心にさまざまな北方圏淡水生物を展示。千歳川護岸に設けられた水中観察室では、サケ稚魚の降海やサケの遡上(そじょう)などが観察できる。
市立室蘭水族館
〔読み〕しりつむろらんすいぞくかん
〔所在地〕北海道室蘭市祝津(しゅくづ)町3-3-12
〔開館年〕1953
〔飼育動物の種類および点数〕136種3780点
〔特徴〕内浦湾(噴火湾)に面した環境にある水族館で、同湾沿岸の魚族を豊富に展示。深海魚アブラボウズの一貫飼育や、アザラシ類の飼育・繁殖に実績がある。
稚内市立ノシャップ寒流水族館
〔読み〕わっかないしりつのしゃっぷかんりゅうすいぞくかん
〔所在地〕北海道稚内市ノシャップ2-2-17
〔開館年〕1968
〔飼育動物の種類および点数〕131種4835点
〔特徴〕日本最北の水族館として、北の冷たい海にすむ水族を中心に展示。ホッケやソイ、海水に慣らしたイトウが泳ぐ回遊水槽、大小水槽のほか、アザラシやペンギンの池がある。
青森県営浅虫水族館
〔読み〕あおもりけんえいあさむしすいぞくかん
〔所在地〕青森県青森市大字浅虫字馬場山1-25
〔開館年〕1983
〔飼育動物の種類および点数〕453種5278点
〔特徴〕「海・川・湖その世界」をテーマに、そこにすむ水中生物の生態を展示するほか、トンネル型水槽で餌(え)づけショー、屋内プールで海獣ショーを行っている。1994年にイルカ館、98年には海獣館が開館した。
青森県八戸市水産科学館マリエント
〔読み〕あおもりけんはちのへしすいさんかがくかんまりえんと
〔所在地〕八戸市鮫町下松苗場14-33
〔開館年〕1989
〔飼育動物の種類および点数〕110種540点
〔特徴〕八戸を代表するイカをはじめ、オオカミウオなえど近海の魚類、ウミネコの生態などを展示。
もぐらんぴあ
〔読み〕もぐらんぴあ
〔所在地〕岩手県久慈市侍浜町字麦生1-43-7
〔開館年〕1994
〔飼育動物の種類および点数〕270種4000点
〔特徴〕地下石油備蓄トンネル作業用トンネルを利用した施設。石油文化ホールを併設する。熱帯魚を中心とする「サンゴの海」、給餌体験ができる「ふれあい水槽」、海中から魚を見るような「トンネル水槽」などがある。
マリンピア松島水族館
〔読み〕まりんぴあまつしますいぞくかん
〔所在地〕宮城県宮城郡松島町浪打浜16
〔開館年〕1927
〔飼育動物の種類および点数〕400種5000点
〔特徴〕松島湾沿岸の暖・寒流魚をはじめ、広く世界の魚や動物を展示。マンボウ、ラッコ、スナメリのほか、熱帯の植物と魚、アシカのショー、大水槽での餌づけショーも特色である。ペンギンの展示では国内有数の規模を誇る。
男鹿水族館GAO
〔読み〕おがすいぞくかんがお
〔所在地〕秋田県男鹿市戸賀塩浜
〔開館年〕2004
〔飼育動物の種類および点数〕400種1万点
〔特徴〕男鹿半島周辺の海にいる生物、秋田県魚ハタハタの展示のほか、アマゾン川などに生息するピラルクー、ホッキョクグマ、ペンギンなどがいる。前身の男鹿水族館は1967年開館。
鶴岡市立加茂水族館
〔読み〕つるおかしりつかもすいぞくかん
〔所在地〕山形県鶴岡市今泉大久保656
〔開館年〕1964
〔飼育動物の種類および点数〕約250種3000点
〔特徴〕庄内(しょうない)海浜県立自然公園の景勝地にある。庄内浜の海水魚を中心に展示。熱帯魚や淡水魚、ペンギン、ラッコやアシカがいる。クラゲの飼育・展示で名高く、30~40種の展示数は世界一を誇る。
ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)
〔読み〕ふくしまかいようかがくかん あくあまりんふくしま
〔所在地〕福島県いわき市小名浜辰巳町50
〔開館年〕2000
〔飼育動物の種類および点数〕760種1万7300点
〔特徴〕太陽光が差し込む全館ガラス張りの水族館をおもに、植物園や科学館の機能をあわせもつ複合型水族館。太平洋の「潮目」をテーマとする大水槽では、三角形の水中トンネルを挟んで黒潮水域と親潮水域の水族を見比べることができる。また、生命進化の歴史など変化に富んだ展示を特色とする。
大洗水族館(アクアワールド・大洗)
〔読み〕おおあらいすいぞくかん あくあわーるどおおあらい
〔所在地〕茨城県東茨城郡大洗(おおあらい)町磯浜(いそはま)町8252-3
〔開館年〕2002
〔飼育動物の種類および点数〕433種1万5031点
〔特徴〕鹿島灘(かしまなだ)の北端に位置する大洗にあり、「見て、触れて、学ぶ」をテーマにする。寒・暖両系の海水・淡水魚や無脊椎動物の生態が学習でき、屋内プールでは海獣ショーが行われる。
山方淡水魚館
〔読み〕やまがたたんすいぎょかん
〔所在地〕茨城県常陸大宮市山方535
〔開館年〕1986
〔飼育動物の種類および点数〕53種600点
〔特徴〕久慈川水系に生息する魚類を中心とした、淡水魚専門の水族館。「ミニ渓流」などのほか魚などに触れることのできる「タッチ槽」がある。幻の魚といわれているイトウ、特別天然記念物のオオサンショウウオがいる。
栃木県なかがわ水遊園おもしろ魚館
〔読み〕とちぎけんなかがわすいゆうえんおもしろさかなかん
〔所在地〕栃木県大田原市佐良土2686
〔開館年〕2001
〔飼育動物の種類および点数〕230種1500点
〔特徴〕那珂川に生息する水生生物を中心に、天然記念物、ミヤコタナゴなど日本の希少淡水生物や熱帯雨林の魚類等を展示。アマゾン川の魚の水槽にはチューブ型トンネルがある。
さいたま水族館
〔読み〕さいたますいぞくかん
〔所在地〕埼玉県羽生(はにゅう)市三田ヶ谷751-1
〔開館年〕1983
〔飼育動物の種類および点数〕107種9695点
〔特徴〕埼玉県内に生息する魚類などを、自然に近い装飾のなかに展示している淡水魚専門の水族館。国の天然記念物のミヤコタナゴやムジナモのほか、ムサシトミヨなどもみられる。
犬吠埼マリンパーク
〔読み〕いぬぼうさきまりんぱーく
〔所在地〕千葉県銚子(ちょうし)市犬吠埼(いぬぼうさき)9575-1
〔開設年〕1974
〔飼育動物の種類および点数〕204種2314点
〔特徴〕銚子沖でぶつかる暖流と寒流にのって集まる両系の魚を中心に、世界の魚や海獣を展示。また水族館教室などにより、地元に定着した社会教育の場としても利用されている。
鴨川シーワールド
〔読み〕かもがわしーわーるど
〔所在地〕千葉県鴨川(かもがわ)市東町1464-18
〔開設年〕1970
〔飼育動物の種類および点数〕840種1万0284点
〔特徴〕太平洋に面した外房(そとぼう)地方にある。自然景観のジオラマを利用した生態展示や、多様な海獣類のショーなど、水族との触れ合いの場としてだけでなく、飼育技術や希少水族の研究でも知られる。
井の頭自然文化園水生物館
〔読み〕いのかしらしぜんぶんかえんすいせいぶつかん
〔所在地〕東京都武蔵野(むさしの)市御殿山(ごてんやま)1-17-6
〔開館年〕1935
〔飼育動物の種類および点数〕約80種2500点
〔特徴〕淡水魚中心の水族館。1975年(昭和50)に新設同様に改築され、関東地方の山地から河口までの水系になぞらえた展示がなされ、トゲウオ、鳥類のカイツブリなどが特徴的。ミヤコタナゴなど希少水生物の繁殖と展示にも取り組む。
葛西臨海水族園
〔読み〕かさいりんかいすいぞくえん
〔所在地〕東京都江戸川区臨海町6-2-3
〔開設年〕1988
〔飼育動物の種類および点数〕1334種8万1410点
〔特徴〕恩賜上野動物園の開園100周年(1982)記念事業として東京都立葛西臨海公園内に開園。世界中の海の生物を集めた水槽、クロマグロやキハダなどマグロ類の回遊が眺められるアクアシアターをはじめ、東京近郊の生物の紹介など幅広い展示がみられる。フンボルトペンギン、ウミスズメの飼育・展示でも知られる。
サンシャイン国際水族館
〔読み〕さんしゃいんこくさいすいぞくかん
〔所在地〕東京都豊島区東池袋3-1-3
〔開館年〕1978
〔飼育動物の種類および点数〕750種2万点
〔特徴〕副都心の一つ池袋のサンシャインシティにあり、ビルの10、11階(地上40メートル)に位置する、海、空、陸の生物を混合展示した世界でも類のない高層水族館。飼育海水は八丈島沖から運ぶ。水中マイクをつけたダイバーが水槽内に潜って餌付けをするショーや水族館員によるガイドツアーなどもある。
エプソン品川アクアスタジアム
〔読み〕えぷそんしながわあくあすたじあむ
〔所在地〕東京都港区高輪4-10-30
〔開館年〕2005
〔飼育動物の種類および点数〕約350種1万点
〔特徴〕イルカやアシカのショーを中心に熱帯魚や日本近海の魚を展示。アトラクション施設やライブホール、レストランなども併設。
しながわ水族館
〔読み〕しながわすいぞくかん
〔所在地〕東京都品川区勝島3-2-1(しながわ区民公園内)
〔開館年〕1991
〔飼育動物の種類および点数〕450種1万点
〔特徴〕長さ20メートルの海底トンネルは、500トンの巨大水槽に群れ泳ぐシマアジ、ブリなど100種類以上の魚を、下から180度の視界で観覧できる。東京湾に生息する身近な魚の展示のほか、ペンギンや都内では珍しいイルカやアシカのショーも楽しめる。
京急油壺マリンパーク
〔読み〕けいきゅうあぶらつぼまりんぱーく
〔所在地〕神奈川県三浦市三崎町小網代(こあじろ)1082
〔開設年〕1968
〔飼育動物の種類および点数〕422種6267点
〔特徴〕三浦半島の景勝地油壺にある。魚の生態をみせる教育水槽や実演水槽、潮流と魚の関係を展示する回遊水槽、室内の海獣ショーなど、水族を楽しく紹介している。
相模川ふれあい科学館
〔読み〕さがみがわふれあいかがくかん
〔所在地〕神奈川県相模原市水郷田名1-5-1
〔開館年〕1987
〔飼育動物の種類および点数〕70種3000点
〔特徴〕相模川に生息する魚類を中心に、日本の淡水魚を展示。相模川の上流から河口に至るまでの様子を表現する全長40メートルの水槽「流れのアクアリウム」がある。
新江ノ島水族館
〔読み〕しんえのしますいぞくかん
〔所在地〕神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
〔開館年〕1954、2004リニューアルオープン
〔飼育動物の種類および点数〕350種3100点
〔特徴〕1952年江の島水族館として開館。日本の本格的な総合水族館の草分けで、無脊椎動物から海産哺乳(ほにゅう)類まで網羅。飼育展示、レクリエーション、教育、研究、自然保護を広く目的とする。その後、施設の改修拡張に伴い、2004年リニューアルオープンし新江ノ島水族館となる。相模湾の海中を再現しイワシの大群が遊泳する相模湾大水槽、クラゲファンタジーホール、ショースタジアム、イルカとの触れ合い、ミナミゾウアザラシのパフォーマンス、海洋生物のオリジナル・フィギュア販売などエンターテイメントも充実している。
横浜・八景島シーパラダイス アクアミュージアム
〔読み〕よこはまはっけいじましーぱらだいす あくあみゅーじあむ
〔所在地〕神奈川県横浜市金沢区八景島
〔開設年〕1993
〔飼育動物の種類および点数〕472種8万0362点
〔特徴〕横浜ベイエリアの一角に位置する日本最大規模の水族館。温帯から熱帯の魚類数万匹が群れ泳ぐ大水槽のほか、ホッキョクグマ、セイウチ、ラッコ、イルカなど海の哺乳類によるショーが人気を集める。周辺には遊戯施設やレストランなど商業施設が集まり一大レジャーランドとなっている。
上越市立水族博物館
〔読み〕じょうえつしりつすいぞくはくぶつかん
〔所在地〕新潟県上越市西本町4-19-27
〔開館年〕1949
〔飼育動物の種類および点数〕400種1万点
〔特徴〕船と巻き貝をかたどった建物の、多目的水族博物館。大水槽、展示水槽のほか、磯遊びのプール、海獣プール、海のマルチシアター、観客参加のコーナーなどの構成に特色がある。
寺泊水族博物館
〔読み〕てらどまりすいぞくはくぶつかん
〔所在地〕新潟県長岡市寺泊花立9353-158
〔開館年〕1983
〔飼育動物の種類および点数〕400種1万点
〔特徴〕日本海に浮かんだ城をおもわせる八角形の海上水族館。屋上広場や展望台からは佐渡島や遠く能登半島までを一望することができる。日本海の近海魚をはじめ世界各地の珍しい魚類を収集・展示する。
新潟市水族館マリンピア日本海
〔読み〕にいがたしすいぞくかんまりんぴあにほんかい
〔所在地〕新潟県新潟市中央区西船見町5932-445
〔開館年〕1990
〔飼育動物の種類および点数〕450種2万点
〔特徴〕新潟市立新潟水族館(1967年開館)を全面改築して開館した日本海側最大規模の水族館。大小水槽に幅広い水族を網羅するほか、イルカショーや、ラッコ、ペンギンなどがとくに人気を集めている。
魚津水族博物館
〔読み〕うおづすいぞくはくぶつかん
〔所在地〕富山県魚津市三ヶ1390
〔開館年〕1913
〔飼育動物の種類および点数〕約400種1万点
〔特徴〕富山湾に臨む魚津にあり長い歴史をもつ。「日本海を科学する」をテーマに、日本海特産種や深海種の展示を行うほか、滝、スコール、波など自然の要素を取り入れくふうしたコーナーがある。
ほたるいかミュージアム
〔読み〕ほたるいかみゅーじあむ
〔所在地〕富山県滑川市中川原410
〔開館年〕1998
〔飼育動物の種類および点数〕11種点数不明
〔特徴〕ホタルイカの発光ショーなどを通してホタルイカの生態を紹介する、オフシーズンは発光性プランクトンの発光ショーを行う。富山湾深層水を汲み上げた深海不思議の泉もあり、海洋生物に触れることができる。
のとじま水族館
〔読み〕のとじますいぞくかん
〔所在地〕石川県七尾(ななお)市能登島(のとじま)曲町15-40
〔開館年〕1982
〔飼育動物の種類および点数〕474種4万1932点
〔特徴〕七尾湾の中央に位置する能登島にある水族館。個性ある地方型の水族館として、能登半島沿岸に生息する魚類および水産有用種の展示に努めている。海の自然生態館ではジャイアントケルプの海中林に遊泳する魚群、ラッコ、カワウソなどが展示されている。イルカ・アシカのショーのほか、イルカに触れるコーナーもある。
越前松島水族館
〔読み〕えちぜんまつしますいぞくかん
〔所在地〕福井県坂井市三国(みくに)町崎74-2-3
〔開館年〕1959
〔飼育動物の種類および点数〕341種4395点
〔特徴〕越前(えちぜん)加賀海岸国定公園の景勝地にあり、豊富な種類の魚類展示のほか、イルカのショープールなどをもつ。水族館本館に隣接して、陸生の哺乳類や鳥類の展示施設、3D立体シアターもある。
蓼科アミューズメント水族館
〔読み〕たてしなあみゅーずめんとすいぞくかん
〔所在地〕長野県茅野(ちの)市北山4035-2409
〔開館年〕1993
〔飼育動物の種類および点数〕219種1万1282点
〔特徴〕標高1750メートルに位置する日本最高地の淡水魚専門水族館。七つの展示室に分かれた館内は「魚と楽しく遊ぶ」を目標に、世界中の淡水魚を展示する。南米チリ、ペルーを生息地とするフンボルトペンギンの飼育・展示でも知られる。
岐阜県世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)
〔読み〕ぎふけんせかいたんすいぎょえんすいぞくかん あくあととぎふ
〔所在地〕岐阜県各務原市川島笠田町1453
〔開館年〕2004
〔飼育動物の種類および点数〕約220種2万5000点
〔特徴〕木曽川・長良川と世界の淡水魚をテーマに、自然環境を再現。淡水魚水族館としては世界最大級。
あわしまマリンパーク
〔読み〕あわしままりんぱーく
〔所在地〕静岡県沼津市内浦重寺186
〔開設年〕1964
〔飼育動物の種類および点数〕260種1219点
〔特徴〕伊豆西海岸の淡島(あわしま)にあり、ロープウェーで渡る。大回遊水槽や世界の淡水魚を収容した水槽のほか、近海のエビ、カニの展示も多い。また餌づけショー、魚や海獣のショーも行われる。イルカと泳ぐ企画など体験型のプログラムにも特徴がある。
伊豆アンディランド
〔読み〕いずあんでぃらんど
〔所在地〕静岡県賀茂郡河津町浜406-2
〔開設年〕1986
〔飼育動物の種類および点数〕99種635点
〔特徴〕日本産のカメをはじめ世界中のカメを中心に飼育展示する水族館。館内はスッポン、ウミガメ、ヌマガメ、リクガメの区画に大きくわかれ、それぞれの生態の違いを観察することができる。
伊豆三津シーパラダイス
〔読み〕いずみとしーぱらだいす
〔所在地〕静岡県沼津市内浦長浜3-1
〔開設年〕1930
〔飼育動物の種類および点数〕305種3866点
〔特徴〕西伊豆の駿河(するが)湾に面した景勝地にある。イルカ飼育の歴史も古く、ラッコの繁殖・生態研究、豊富な魚類の展示、海獣類の飼育面での話題が多いほか、教育施設も併設している。
下田海中水族館
〔読み〕しもだかいちゅうすいぞくかん
〔所在地〕静岡県下田(しもだ)市3-22-31
〔開館年〕1967
〔飼育動物の種類および点数〕311種4330点
〔特徴〕黒船来航の歴史をもつ下田にあり、恵まれた自然を生かした水族館。海に浮かぶ水族館ペリー号を中心に、海の生物館シーパレス、ガラス張りの海獣ショープールなどが備わっている。
東海大学海洋科学博物館
〔読み〕とうかいだいがくかいようかがくはくぶつかん
〔所在地〕静岡県静岡市清水(しみず)区三保(みほ)2389
〔開館年〕1970
〔飼育動物の種類および点数〕385種7872点
〔特徴〕海洋開発を主テーマとする科学博物館。大型水槽などがある水族館、海の科学が学べるホール、機械の魚が泳ぐメクアリウムなどをもち、海洋科学全般の普及啓蒙(けいもう)を目的とする。
蒲郡市竹島水族館
〔読み〕がまごおりしたけしますいぞくかん
〔所在地〕愛知県蒲郡(がまごおり)市竹島町1-6
〔開館年〕1956
〔飼育動物の種類および点数〕450種4500点
〔特徴〕三河湾国定公園内の、亜熱帯植物が群生する小島にある。当初は三河湾生物の展示を基調としていたが、湾の水質悪化に伴うそれら生物の入手困難から、展示水族の範囲が広げられた。
名古屋港水族館
〔読み〕なごやこうすいぞくかん
〔所在地〕愛知県名古屋市港区港町1-3
〔開館年〕1992
〔飼育動物の種類および点数〕372種2万5671点
〔特徴〕名古屋港に永久係留されている南極観測船「ふじ」にちなみ、「南極への旅」をテーマとする南館は、日本の海、深海、赤道の海、オーストラリア、南極の五つの区画に分けて、それぞれの地域に住む生物と自然環境を再現して紹介している。また、「35億年はるかな旅」をテーマとする北館ではクジラを紹介している。
碧南海浜水族館
〔読み〕へきなんかいひんすいぞくかん
〔所在地〕愛知県碧南(へきなん)市浜町2-3
〔開館年〕1982
〔飼育動物の種類および点数〕300種3770点
〔特徴〕矢作(やはぎ)川河口西岸の碧南市にある。三河湾、伊勢(いせ)湾、矢作川、油ヶ淵にすむ海水、汽水、淡水の魚を中心に、日本各地の水族を、生活史、習性、生態、分布などもわかるように展示している。
南知多ビーチランド
〔読み〕みなみちたびーちらんど
〔所在地〕愛知県知多郡美浜(みはま)町奥田428-1
〔開設年〕1980
〔飼育動物の種類および点数〕217種4334点
〔特徴〕東は三河湾、西は伊勢湾に面した知多郡美浜町にある総合海浜公園。魚類、海獣類、爬虫(はちゅう)類を展示する水族館やパソコンを用いた学習施設の海洋館などのほか、多目的ホールや遊園地が併設されている。
志摩マリンランド
〔読み〕しままりんらんど
〔所在地〕三重県志摩市阿児(あご)町神明賢島(かしこじま)723-1
〔開設年〕1970
〔飼育動物の種類および点数〕450種7000点
〔特徴〕真珠で知られる英虞(あご)湾の賢島にある。シーラカンスなどの化石を展示した古代水族館と、マンボウや熱帯魚などを飼育する水族館からなり、海の生物の過去から現代までの姿が見られる。1981年にマンボウ館、90年にはペンギン島が増設された。
鳥羽水族館
〔読み〕とばすいぞくかん
〔所在地〕三重県鳥羽市鳥羽3-3-6
〔開館年〕1955
〔飼育動物の種類および点数〕850種2万点
〔特徴〕貝類や甲殻類の標本収集、生物調査団の派遣など、学術的活動も充実している水族館。ラッコ、スナメリなど海獣を一堂に集め、とくにジュゴンの飼育で注目を浴びている。1990年に鳥羽湾を望むウォーターフロントに完成した新館では、地球の自然環境を再現した10のゾーンでテーマに沿った展示を行っている。
二見シーパラダイス
〔読み〕ふたみしーぱらだいす
〔所在地〕三重県伊勢市二見町江580
〔開設年〕1966
〔飼育動物の種類および点数〕301種3092点
〔特徴〕6000株の植物のなかに熱帯性魚類を取り入れた「トロピカルランド」は、国内でも珍しい植物園と合体させた水族館施設である。大回遊水槽では伊勢志摩付近に生息する魚が展示され、どの角度からでも観覧できる。アシカ、トドなどの海獣ショーも楽しめ、国内でも例の少ないスナメリのショーが注目を集める。
滋賀県立琵琶湖博物館
〔読み〕しがけんりつびわこはくぶつかん
〔所在地〕滋賀県草津市下物町1091
〔開館年〕1996
〔飼育動物の種類および点数〕235種2万6222点
〔特徴〕淡水魚の水族館。ビワコオオナマズをはじめ、淡水生物の宝庫といわれる琵琶(びわ)湖の固有種11種を含め、日本各地の淡水魚や外国産種を常時100種以上展示している。
関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館
〔読み〕かんさいでんりょくみやづえねるぎーけんきゅうじょたんごうおっちかん
〔所在地〕京都府宮津市小田宿野1001
〔開館年〕1989
〔飼育動物の種類および点数〕215種7048点
〔特徴〕関西電力のエネルギー研究施設。遊びながら学ぶPR館として公開され、宮津市の観光拠点の一つとなっている。大水槽による展示のほか、国内最大級の屋外タッチングプールは若狭湾沿岸で採集された水族に自由に触れて観察することができる。
あくあぴあ芥川(芥川緑地資料館)
〔読み〕あくあぴああくたがわ あくたがわりょくちしりょうかん
〔所在地〕大阪府高槻市南平台5-59-1
〔開館年〕1994
〔飼育動物の種類および点数〕42種
〔特徴〕高槻市を流れる芥川を再現した大型ジオラマ水槽と、小型水槽がある。オオサンショウウオ、カミツキガメも展示。
大阪・海遊館
〔読み〕おおさかかいゆうかん
〔所在地〕大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
〔開館年〕1990
〔飼育動物の種類および点数〕390種2万5171点
〔特徴〕天保山ハーバービレッジ内にある大型水族館。地球を一つの有機生命体であるとするガイア仮説に基づく「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」が基本テーマ。太平洋をイメージした大水槽を中心に実際の地理関係と一致するように生物と自然環境が再現され、総水量1万1000トンもの規模の大小水槽に魚類から哺乳類までさまざまな生物が展示されている。
青垣いきものふれあいの里
〔読み〕あおがきいきものふれあいのさと
〔所在地〕兵庫県丹波市青垣町山垣115-6
〔開館年〕1995
〔飼育動物の種類および点数〕約30種類
〔特徴〕オヤニラミやカジカなどの淡水魚を飼育。植物と生活とのかかわりや身近な野鳥を紹介。約3kmの散策路を設け、四季折々の自然観察ができる。
城崎マリンワールド
〔読み〕きのさきまりんわーるど
〔所在地〕兵庫県豊岡(とよおか)市瀬戸1090
〔開設年〕1934
〔飼育動物の種類および点数〕252種7369点
〔特徴〕山陰海岸国立公園内の景勝地にある水族館。自然海水を利用した天然水族館が、1994年に自然水族館シーズーとして新装開館したのに伴い、施設全体の名称をそれまでの日和山(ひよりやま)遊園から現名称に変更した。魚群の遊泳の観察のほか、イルカ、アシカ、アザラシ、ペンギンといった動物の習性を生かしたショーが楽しめる。
神戸市立須磨海浜水族園
〔読み〕こうべしりつすまかいひんすいぞくえん
〔所在地〕兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5
〔開設年〕1957
〔飼育動物の種類および点数〕502種1万6639点
〔特徴〕国際港都神戸の特徴を生かした水族館。友好関係にある諸外国との交換種を含め、多くの外国産種を集めるほか、日本の水族も近畿産を中心に幅広く収集している。波高50センチメートルの波を人工的におこし、そのなかで群泳する水族が観察できる大水槽など従来の分類的展示を脱した試みを行っている。
姫路市立水族館
〔読み〕ひめじしりつすいぞくかん
〔所在地〕兵庫県姫路市西延末440
〔開館年〕1966
〔飼育動物の種類および点数〕436種7082点
〔特徴〕ウミガメ類を中心に世界のカメ類の飼育・展示と調査・研究のほか、海産生物に触れられる水槽、水生昆虫の調査研究と展示、希少生物の保護活動などに特徴がある。産卵期には淡水産カメ類の産卵も観察できる。
京都大学白浜水族館
〔読み〕きょうとだいがくしらはますいぞくかん
〔所在地〕和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜(しらはま)町459
〔開館年〕1930
〔飼育動物の種類および点数〕670種7000点
〔特徴〕1922年に創設された京都大学理学部附属瀬戸臨海実験所の実験水槽室から発展し公開。熱帯・亜熱帯性の動物が豊富で、とくに無脊椎動物の収集で知られる。展示・解説面に専門的な知識を活用している。
串本海中公園センターマリンパビリオン
〔読み〕くしもとかいちゅうこうえんせんたーまりんぱびりおん
〔所在地〕和歌山県東牟婁郡串本町有田1157
〔開設年〕1971
〔飼育動物の種類および点数〕400種5000点
〔特徴〕紀伊半島の最南端にあり、黒潮の海にすむ生物を中心に飼育・展示。魚類だけでなく無脊椎動物も多い。新鮮な海水と、屋根の窓からの太陽光により自然感を出している。水中トンネル式大水槽では大型のサメ・エイ類を展示している。
太地町立くじらの博物館
〔読み〕たいじちょうりつくじらのはくぶつかん
〔所在地〕和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2
〔開館年〕1969
〔飼育動物の種類および点数〕202種1300点
〔特徴〕日本捕鯨発祥の地といわれる太地にあり、クジラの生態や700年に及ぶ捕鯨史に関する資料を展示するほか、イルカやシャチのショーもあり、マリナリュウム(水族館)が併設されている。
和歌山県立自然博物館
〔読み〕わかやまけんりつしぜんはくぶつかん
〔所在地〕和歌山県海南市船尾370-1
〔開館年〕1982
〔飼育動物の種類および点数〕600種6000点
〔特徴〕紀伊水道に面した海南市にある水族館。地方型の水族館を目標に、地域の生物、とくに黒潮の生物を身近に感じさせるための展示にくふうを凝らしている。那智(なち)の陸上動植物のジオラマや貝類の標本も展示されている。
島根県立しまね海洋館
〔読み〕しまねけんりつしまねかいようかん
〔所在地〕島根県浜田市久代町1117-2
〔開館年〕2000
〔飼育動物の種類および点数〕約400種1万点
〔特徴〕中国・四国地方最大規模の水族館。愛称アクアス。島根の県魚トビウオをはじめとする近海の豊富な水族のほか、大型のメジロザメ、シロイルカなどの飼育・展示で知られる。「創造の海」の区画では生命の誕生・生物の進化について映像で学ぶことができる。
市立玉野海洋博物館
〔読み〕しりつたまのかいようはくぶつかん
〔所在地〕岡山県玉野市渋川2-6-1
〔開館年〕1953
〔飼育動物の種類および点数〕180種2000点
〔特徴〕内海性、外海性の魚類などの展示のほか、海洋博物館の名のように、本物や模型の船、潜水具、漁具など、瀬戸内海を中心とした海洋に関する資料を収集・展示している。1995年に全面改修が完了した。
町立宮島水族館
〔読み〕ちょうりつみやじますいぞくかん
〔所在地〕広島県廿日市(はつかいち)市宮島町10-3
〔開館年〕1959
〔飼育動物の種類および点数〕400種2万点
〔特徴〕日本三景の一つ、安芸(あき)の宮島にある。瀬戸内海を中心に、日本各地の魚類や生物を、生息地別の代表的生物群に分けて展示し、生物と環境との関係をわかりやすく紹介している。また、生物の自家繁殖にも積極的に取り組み、世界初の3世誕生を成功させたスナメリは当館のシンボルマークになっている。
下関市立しものせき水族館海響館
〔読み〕しものせきしりつしものせきすいぞくかんかいきょうかん
〔所在地〕山口県下関市あるかぽーと6-1
〔開館年〕2001
〔飼育動物の種類および点数〕500種2000点
〔特徴〕1956年開館の下関水族館を2001年に移設・リニューアルオープンした。熱帯から寒帯まで、また無脊椎動物から脊椎動物までの水族を広く展示。ほかに海獣類のショー、貝やクジラの標本展示を行うなど、水族を通じた社会教育活動を展開している。
屋島山上水族館
〔読み〕やしまさんじょうすいぞくかん
〔所在地〕香川県高松市屋島東町1785-1
〔開館年〕1969
〔飼育動物の種類および点数〕約300種2800点
〔特徴〕標高300メートルの屋島山頂にある水族館。熱帯から冷水系までの魚類、水生哺乳類、両生類などを展示。黒潮回遊水槽では四国太平洋沿岸の大形魚が観察できる。希少生物アメリカマナティーの飼育でも知られる。
虹の森公園四万十川学習センターおさかな館
〔読み〕にじのもりこうえんしまんとがわがくしゅうせんたーおさかなかん
〔所在地〕愛媛県北字和郡松野町延野々(のびのの)1510-1
〔開館年〕1997
〔飼育動物の種類および点数〕120種1万5000点
〔特徴〕「最後の清流四万十川」をテーマにした淡水魚水族館。四万十川の源流である滑床(なめとこ)渓谷から河口までの淡水魚の生息環境を再現して展示。魚とそこに暮らす人々の生活の観察から、環境教育の場として活用されている。四万十川の怪魚「アカメ」の繁殖研究にも取り組む。
社団法人桂浜水族館
〔読み〕しゃだんほうじんかつらはますいぞくかん
〔所在地〕高知県高知市浦戸778(桂浜(かつらはま)公園内)
〔開館年〕1931
〔飼育動物の種類および点数〕210種6500点
〔特徴〕おもに土佐湾に生息する魚類を飼育・展示。四万十(しまんと)川河口付近に生息する希少魚「アカメ」をはじめ、貴重な魚類が多数展示されている。そのほかに海獣ショーの開催も連日行われている。桂浜海岸の砂浜に掘った井戸を利用した開放式水槽を主体とする。
高知県立足摺海洋館
〔読み〕こうちけんりつあしずりかいようかん
〔所在地〕高知県土佐清水市三崎今芝4032
〔開館年〕1972
〔飼育動物の種類および点数〕150種3000点
〔特徴〕「土佐の海と黒潮の魚たち」をテーマに、土佐の海に生息する回遊魚から無脊椎動物まで大小多種多様な生物を展示。中心となる海洋水槽では群泳の生態がみられるほか、諸研究も行われその結果も展示されている。
海の中道海洋生態科学館(マリンワールド海の中道)
〔読み〕うみのなかみちかいようせいたいかがくかん まりんわーるどうみのなかみち
〔所在地〕福岡県福岡市東区西戸崎18-28
〔開館年〕1989
〔飼育動物の種類および点数〕350種2万点
〔特徴〕国営海の中道(なかみち)海浜公園内にあり、「対馬暖流」をテーマに熱帯から温帯・寒帯の海に生息する代表的な生物を展示。イルカやアシカのショープール、魚類のパノラマ大水槽などのほか、映像機器を用いた展示解説や参加型の展示を特色とする。
西海国立公園九十九島水族館海きらら
〔読み〕さいかいこくりつこうえんくじゅうくしますいぞくかんうみきらら
〔所在地〕長崎県佐世保市鹿子前町1008番地
〔開館年〕2009
〔飼育動物の種類および点数〕120種1万3000点
〔特徴〕1994年開館の西海パールシーセンターをリニューアルした施設。水深4.8mの「九十九島湾大水槽」は屋根がなく上部からも観察できる。「クラゲシンフォニードーム」は九十九島湾の約100種のクラゲを入れ替え展示する。イルカとふれ合う「九十九島イルカプール」などがある。
長崎ペンギン水族館
〔読み〕ながさきぺんぎんすいぞくかん
〔所在地〕長崎県長崎市宿町3-16
〔開館年〕2001
〔飼育動物の種類および点数〕約440種5000点
〔特徴〕ペンギンに特化し、8種140羽のペンギンを飼育・展示している。アジ、サバ、クエ、シロザメ、ウミガメなどがいる長崎の海水槽やイワシの円形水槽がある。水族館の海側は自然石の堤防にしてあり、砂浜や潮だまりとなっている。
天草いるかワールド
〔読み〕あまくさいるかわーるど
〔所在地〕熊本県天草市本渡(ほんど)町広瀬996
〔開館年〕1966
〔飼育動物の種類および点数〕120種700点(2008年4月)
〔特徴〕天草諸島の中央に位置する天草市にある。満潮時に建物の半分が海中に沈む、海中展望塔と水族館の中間的水族館である天草海底自然水族館がある。その特色を生かした魚類の展示のほか、イルカショーが見られる。
うみたまご(大分マリーンパレス水族館)
〔読み〕うみたまご おおいたまりーんぱれすすいぞくかん
〔所在地〕大分県大分市高崎山下海岸
〔開館年〕1964、2004リニューアルオープン
〔飼育動物の種類および点数〕約500種1万5000点
〔特徴〕1964年大分生態水族館として開館。回遊水槽の元祖として知られ、魚類や頭足類などの習性や生態を利用した実験を公開するほか、研究・教育活動も盛ん。2004年リニューアルオープンし大分マリーンパレス水族館「うみたまご」となる。さまざまな水中生物の生態を観察できる。魚類のほか、海獣類、イルカ、ラッコ、ペンギン、ペリカン、ウミガメ、クラゲなどを展示。また、触れ合いコーナー、実験ホールなどがあり、ショーやエンターテイメント類も充実。ハートビル法適応施設であり、館内全施設を車椅子で利用できる。
高千穂峡淡水魚水族館
〔読み〕たかちほきょうたんすいぎょすいぞくかん
〔所在地〕宮崎県高千穂町御塩井向山60-1
〔開館年〕1991
〔飼育動物の種類および点数〕約100種
〔特徴〕ヤマメ、ドンコ等の五ヶ瀬川水系に棲息する淡水魚を中心に、チョウザメ・オヤニラミ・ニッポンバラタンゴ・アカメ、淡水魚を飼育・展示。
奄美海洋展示館
〔読み〕あまみかいようてんじかん
〔所在地〕鹿児島県奄美市名瀬小宿字大浜701-1
〔開館年〕1998
〔飼育動物の種類および点数〕190種
〔特徴〕サンゴ礁の海底から砂浜、浜辺の森までを再現した水槽を中心として浜辺の動植物や、海洋文化を紹介。
かごしま水族館(いおワールド)
〔読み〕かごしますいぞくかん いおわーるど
〔所在地〕鹿児島県鹿児島市本港新町3-1
〔開館年〕1997
〔飼育動物の種類および点数〕503種5万2726点
〔特徴〕「黒潮浪漫海道」をテーマに、黒潮を回遊するマグロやカツオ類の遊泳を観覧できるほか、奄美(あまみ)のサンゴや世界最大のカニとして知られるタカアシガニ、キビナゴ、謎(なぞ)の生物サツマハオリムシ、ピラルクー、イルカなど多彩な水族が展示されている。
沖縄美ら海水族館
〔読み〕おきなわちゅらうみすいぞくかん
〔所在地〕沖縄県国頭(くにがみ)郡本部(もとぶ)町石川424
〔開館年〕1976
〔飼育動物の種類および点数〕850種3万6000点
〔特徴〕日本唯一の、亜熱帯に位置する水族館。展示動物はこの亜熱帯海域生息種である。全長3メートルのオオメジロザメをはじめとする大形サメ・エイ類の飼育は世界有数の実績を誇り、イルカ、ウミガメ、マナティーの収集でも知られる。