日澄(読み)にっちょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「日澄」の解説

日澄 にっちょう

1441-1510 室町-戦国時代の僧。
嘉吉(かきつ)元年生まれ。日蓮宗。京都本国寺(のちの本圀寺)の日円のもとで出家,のち伊豆(いず)に円明寺をひらく。鎌倉妙法寺に退隠し,学徒の指導と教学の整理・発展につとめた。永正(えいしょう)7年2月9日死去。70歳。字(あざな)は啓運。通称は一如房。号は円明院。著作に「法華経啓運鈔」「日蓮上人註画讃」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の日澄の言及

【日蓮聖人註画讃】より

…単に《註画讃》ともいう。日澄(1441‐1510)撰。鎌倉時代以降高僧の伝記絵巻が制作されたが,日蓮の伝絵が制作されたあかしはなく,絵巻物が退潮する15世紀にいたり,その制作をみた。…

※「日澄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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