日立メディコ(読み)ひたちメディコ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日立メディコ」の意味・わかりやすい解説

日立メディコ
ひたちメディコ

医療機器メーカー。1949年日立製作所と紡織機械メーカー 6社の出資により東日本繊維機械として設立当初は紡織機械の販売にあたっていたが,日立の各種レントゲン機械を扱うようになり,1954年日立レントゲン,1955年日立レントゲン販売に社名変更。1969年大阪レントゲン製作所を合併,医療機器部門に本格的に乗り出し,1973年社名を日立メディコに変更。X線装置,コンピュータ断層撮影装置,磁気共鳴画像 MRI装置などを独自に開発する技術力の高さに加え,開発からアフターサービスまでの一貫経営で着実に業績を伸ばした。2014年日立製作所の完全子会社となり,2016年吸収合併された。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日立メディコ」の解説

日立メディコ

正式社名「株式会社日立メディコ」。英文社名「Hitachi Medical Corporation」。電気機器製造業。昭和24年(1949)「東日本繊維機械株式会社」設立。同27年(1952)「東日実業株式会社」に改称。同29年(1954)「日立レントゲン株式会社」に改称。同30年(1955)「日立レントゲン販売株式会社」に改称。同44年(1969)「日立レントゲン株式会社」に改称。同48年(1973)現在の社名に変更。本社は東京都千代田区外神田。日立製作所子会社。医療機器メーカー。MRI装置・X線装置・診断用超音波装置などの製造・販売・保守を行う。東京証券取引所第1部旧上場。平成26年(2014)完全子会社化にともない上場廃止

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