日本大百科全書(ニッポニカ) 「アフター・サービス」の意味・わかりやすい解説
アフター・サービス
あふたーさーびす
after‐service
商品販売をより効果的にするために行われる販売後のサービスの総称。サービスを提供するのは、小売店、卸売店、生産者のサービス部門(もしくは子会社)などである。サービスの内容は、消費者用品(たとえばカメラ)と業務用品(たとえばレジスター)で若干異なるが、共通している内容は、(1)一定期間の保証に基づく苦情の処理(修理、取り替えなど)、(2)使用・操作法に関する教習のような啓発、(3)点検、巡回、(4)取り付け、(5)部品、消耗品の交換・補給などである。それらの費用について保証期間中は無料である場合が多いが、その後は有料になるのが普通である。近年、コンシューマリズム(消費者主義)の台頭により、サービス内容も充実してきた。
[森本三男]