日米自動車協議(読み)にちべいじどうしゃきょうぎ

百科事典マイペディアの解説

日米自動車協議【にちべいじどうしゃきょうぎ】

日米自動車協定のための協議。1993年にGATTへの提訴に始まり,1995年には発足早々の世界貿易機関(WTO)へ交渉が持ち越され,紛争処理機関(パネル)を経て1995年6月に妥結,日米自動車協定が作成された。日本は市場への政府不介入の原則とWTOに代表されるマルチラテラリズム(多国間主義)の原則を主張し,米国によるスーパー301条発動の脅しに反論した。クリントン政権の支持基盤固めという米国側の戦略と,日米半導体協定の失敗を回避したい日本側の戦略が合致して妥結し,世界にWTOへの一定の信頼感を与えることになった。
→関連項目日米貿易摩擦日米包括経済協議日本

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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