日精寺(読み)につしようじ

日本歴史地名大系 「日精寺」の解説

日精寺
につしようじ

[現在地名]大鰐町大鰐

大鰐集落南の茶臼ちやうす山南西にある。本立山と号し、日蓮宗。本尊十界曼荼羅。もと弘前法立ほうりゆう寺末。

元禄四年(一六九一)法立寺一四世日精の創立という(「重宝錦嚢」受源院蔵)。同六年当寺へ隠居したと思われる(青森県日蓮宗寺院史)。のち日精寺は廃墟となる。享保一〇年(一七二五)夏以来の旱魃により、翌年藩主は日精寺二世日真に雨祈祷を命じ、日真は虹貝にじかい川の蛇石の上で祈祷、雨を得たという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android