日連丸事件

共同通信ニュース用語解説 「日連丸事件」の解説

日連丸事件

1944年3月16日夜、北海道・釧路港を出発して千島列島ウルップ島へ向かっていた陸軍輸送船「日連丸」が、厚岸町沖で米潜水艦の攻撃を受け沈没。乗っていた宮城福島、新潟3県の出身者を中心とする陸軍兵士ら約2800人が死亡、50人近くが救助され、厚岸町の正行寺手当てを受けた。うわさ話をした釧路市の海運関係者らが、軍機保護法違反で摘発されるなど、日本近海での撃沈という事実は隠された。

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