日陰草(読み)ヒカゲグサ

デジタル大辞泉 「日陰草」の意味・読み・例文・類語

ひかげ‐ぐさ【日陰草】

日陰に生える草。また、人目を忍んで生きている人のたとえ。
ヒカゲノカズラ別名
サルオガセの別名。
フタバアオイの別名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「日陰草」の意味・読み・例文・類語

ひかげ‐ぐさ【日陰草】

〘名〙
蜻蛉(974頃)付載家集「かけてみしすゑもたえにしひかげくさなにによそへてけふむすぶらん
② 植物「さるおがせ(猿麻桛)」の異名。
③ 植物「ふたばあおい(双葉葵)」の異名。《季・夏》
仙覚抄(1269)一九「葵は、日の影のさせるかたにしたがひてなびきかたふく、故にひかげ草といふ」
④ 人目をしのんで生きる人。
雑俳・長ふくべ(1731)「氏もありゑくぼもありて日陰草」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「日陰草」の解説

日陰草 (ヒカゲグサ)

植物。ウマノスズクサ科の多年草,園芸植物,薬用植物。フタバアオイの別称

日陰草 (ヒカゲクサ・ヒカゲグサ)

植物。ヒカゲノカズラ科の常緑多年草,薬用植物。ヒカゲノカズラの別称

日陰草 (ヒカゲグサ)

植物。サルオガセ科の植物の総称。サルオガセの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android