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旧ユーゴ国際戦争犯罪法廷 きゅうゆーごこくさいせんそうはんざいほうていInternational Criminal Tribunal for the Former Yugoslavia

知恵蔵の解説

旧ユーゴ国際戦争犯罪法廷

内戦の続く旧ユーゴスラビアでの戦争犯罪や人権侵害に責任を有する者を裁くことを目的に、1993年に安保理が設置を決議した国際法廷。オランダのハーグに設置。大量虐殺や集団婦女暴行や民族浄化など、戦時における文民の保護などを規定したジュネーブ諸条約ほか、国際人道法の「重大な違反」を裁くものとされている。93年9月、国連総会によって11人の判事が選任され、1人の首席検事と書記局も置かれた。同年11月に審理を開始。96年5月にはセルビア人被告に対する公判が始まり、すでに数人に有罪判決も下されているが、主だった容疑者の逮捕は完了していない。2001年6月、2年前の99年5月に起訴されていた、ミロシェビッチ前ユーゴ大統領が身柄を法廷に引き渡され、審理が始まったが、06年3月、被告人死亡のため裁判が停止した(ミロシェビッチ死去参照).

(最上敏樹 国際基督教大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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