旧日本郵船株式会社小支店(読み)きゆうにほんゆうせんかぶしきがいしやおたるしてん

日本歴史地名大系 の解説

旧日本郵船株式会社小支店
きゆうにほんゆうせんかぶしきがいしやおたるしてん

[現在地名]小樽市色内三丁目

明治期の日本郵船小樽支店で、同建築物は国指定重要文化財。明治一三年(一八八〇)三菱会社が函館―小樽間の定期航路を開始、同年の手宮てみや―札幌間の鉄道開通とあいまって小樽経由の旅客・貨物は激増した。同一四年郵船汽船三菱会社小樽出張所が設けられた。同一六年共同運輸会社が設立され、三菱との激しい競争のため両社が経営困難に陥るほどであったため、同一八年両社を解散・合併させ、日本郵船が創立された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android