旧練兵場遺跡(読み)きゆうれんぺいじよういせき

日本歴史地名大系 「旧練兵場遺跡」の解説

旧練兵場遺跡
きゆうれんぺいじよういせき

[現在地名]善通寺市仙遊町一―二丁目・善通寺町

弥生時代前期から中世に至る拠点的な集落遺跡。本格的な発掘調査は行われていないが、四国農業試験場からふでの山の麓に至る約一キロ四方のほぼ全域から土器が出土した。とくに注目すべき出土地点としては、試験場本館の前庭一帯で弥生時代前期から後期にかけての甕棺十数基のほか、組合せ箱式石棺なども出土している。そのほか国立病院周辺からは弥生時代中期の土器をはじめとして、五世紀末から六世紀初頭の須恵器、国立病院の西約二〇〇メートルの市営住宅の地域で、弥生時代後期の甕棺や組合せ箱式石棺が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む