デジタル大辞泉 「昆」の意味・読み・例文・類語 こん【昆】[漢字項目] [常用漢字] [音]コン(呉)(漢)1 仲間が多い。「昆虫」2 兄。「昆弟」3 子孫。「後昆」[名のり]ひで・やす[難読]昆布こぶ・こんぶ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「昆」の読み・字形・画数・意味 昆常用漢字 8画 [字音] コン[字訓] むし[説文解字] [金文] [字形] 象形昆虫の形。比の部分は足。〔夏小正〕に「昆小蟲」の語があり、小虫をいう。〔説文〕七上に「同じきなり」と訓するのは、混同の意であろう。〔詩、王風、〕に「他人を昆(あに)と謂ふ」とあるのは(こん)の意。また〔書、仲之誥〕「裕を後昆に垂る」の後昆は後裔の意であるが、これも通用の義であろう。[訓義]1. むし、昆虫。2. おなじ、ともに、まじる。3. ゆたか、さかん。4. のち、子孫。5. と通じ、兄。[古辞書の訓]〔新字鏡〕昆 波良加良(はらがら) 〔名義抄〕昆 コノカミ・ナラビニ・コトゴトク・オナシ・トシ・ホノカニ・ナヲシ・タフトシ・ノチ・ハフ・オソシ 〔字鏡集〕昆・ オナシ・カナシ・アニオトト・ナラビニ・オトフト・ナヲシ・コノカミ・ホノカニ・タフトシ・コトコトク・トシ・ノチ・オトト[声系]〔説文〕に昆声として混・など六字を収める。混十一上は「豐かにるるなり」、十二上は「同なり」とあり、いずれも昆同の意をとる。[語系]昆・kunは混・渾・溷hunと声義近く、いずれも混同・渾然・溷濁の意があり、同系の語。[熟語]昆夷▶・昆裔▶・昆干▶・昆▶・昆季▶・昆曲▶・昆玉▶・昆吾▶・昆後▶・昆仍▶・昆孫▶・昆池▶・昆仲▶・昆虫▶・昆弟▶・昆▶・昆媚▶・昆布▶・昆友▶・昆侖▶[下接語]賢昆・後昆・次昆・諸昆・仍昆・弟昆 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報