日本歴史地名大系 「明王寺釈堂」の解説 明王寺釈堂みようおうじしやかどう 香川県:小豆郡池田町池田村明王寺釈堂[現在地名]池田町池田亀山(かめやま)八幡宮北東、上地(かみじ)にある。明王寺は洞雲山福生院と号し、真言宗御室派。本尊不動明王。正安三年(一三〇一)開基、元禄年間(一六八八―一七〇四)再興と伝える。島四国第三七番札所。境内の釈迦堂はもと涌出山高宝(こうほう)寺と称した真言宗寺院の本堂で、池田庄内一一ヵ寺の諸法事勤仕の会座堂であったが、宝永五年(一七〇八)頃にはすでに無住となり(「島中寺社方由緒帳」松浦文書)、明王寺の管理するところとなった。釈迦如来を祀るこの堂は室町時代後期の建物で国指定重要文化財。桁行三間・梁間四間、寄棟造・本瓦葺。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by