明鏡寺(読み)みようきようじ

日本歴史地名大系 「明鏡寺」の解説

明鏡寺
みようきようじ

[現在地名]八百津町伊岐津志

伊岐津志の寺下いぎつしのてらしたにあり、霊光山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊釈迦如来。寺蔵の由緒書によると、正平八年(一三五三)頃鎌倉建長寺一四世頑石曇生がこの地に来て、七堂伽藍を有する禅刹を創建し、建長寺に奉安してあった宗尊親王の念持仏の聖観音をこの寺に遷座した。観音の胸内にうずめてある三寸ほどの円鏡にちなみ、明鏡大悲の霊光が末世に至るまで曇らないようにと願い、山号・寺号としたといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「明鏡寺」の解説

明鏡寺

岐阜県加茂郡八百津町にある臨済宗妙心寺派の寺院室町時代に建てられた観音堂は国の重要文化財に指定されている。

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