星の進化(読み)ほしのしんか(その他表記)stellar evolution

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「星の進化」の意味・わかりやすい解説

星の進化
ほしのしんか
stellar evolution

星の誕生から死に至るまでの変化の過程。星間雲が何らかのきっかけで収縮を始めて原始星となる。その後も星は収縮を続けるが,そのうち中心部で水素核融合が始まりエネルギーを供給し始めると,大きさも明るさも一定した主系列の時代を迎える。星の寿命の 90%ほどを主系列星として過ごした後,中心部の水素を燃やし尽くした星は赤色巨星へと進化する。その後,質量の小さいものは白色矮星になり,大きいものは超新星爆発を起こす。超新星爆発の後には中性子星 (パルサー) やブラックホールが残されることもある。星はその進化とともに,内部ヘリウムよりも重い元素をつくり出す元素製造機である。

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