星克(読み)ホシ カツ

20世紀日本人名事典 「星克」の解説

星 克
ホシ カツ

昭和期の政治家,詩人 琉球立法院議長



生年
明治38(1905)年4月9日

没年
昭和52(1977)年5月25日

出生地
沖縄県八重山郡大浜町

別名
筆名=星 迷鳥

経歴
小学校の教員を経て郷里沖縄県大浜村役場に入り、同収入役・助役・消防団長を歴任。昭和23年に大浜町長に選出され、さらに八重山民政府議会議員や八重山群島議会議員なども務めた。29年には沖縄立法院議員選挙に立候補して当選。以後、6期に渡って在職し、琉球民主党所属の保守派論客として重きをなした。沖縄の本土復帰直前に立法院議長となり、本土復帰後は初の沖縄県会議長に選ばれた。政治活動の傍ら、星迷鳥の筆名で詩人としても活躍し、沖縄の大衆歌である「安里屋ユンタ」の作詞を手がける。また、写真や蘭の栽培も行い、幅広い趣味を持つ人として知られた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「星克」の解説

星克 ほし-かつ

1905-1977 昭和時代後期の政治家,詩人。
明治38年4月9日生まれ。沖縄県大浜町長などをへて,昭和29年立法院議員となる。琉球民主党政調会長,立法院最後の議長,本土復帰にともなう「みなす県議会」の議長をつとめた。沖縄の大衆歌「安里屋(あさどや)ユンタ」の作詞者としても知られる。昭和52年5月25日死去。72歳。沖縄県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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