星野準二(読み)ホシノ ジュンジ

20世紀日本人名事典 「星野準二」の解説

星野 準二
ホシノ ジュンジ

昭和期の社会運動家



生年
明治39(1906)年10月28日

没年
平成8(1996)年5月3日

出生地
鹿児島県肝属郡垂水町(現・垂水市)

別名
筆名=星野 祐二

学歴〔年〕
福山中学2年修了

経歴
上京し、薬局などで働くかたわら夜間開成中学に通い、文芸思想関心を抱く。のち京都、大阪で働き、昭和2年上京。4年黒色戦線社創設に参加。その間「行動者」を発行。「黒色文芸」「黒色戦線」などアナキズム系機関誌に関与した。6年、従来のアナキズム運動に対する批判から農村青年社を創立、自主分散主義の全村運動を始める。その後無政府共産党事件のあおりなどで逮捕されたりし、運動から遠去かった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「星野準二」の解説

星野準二 ほしの-じゅんじ

1906-1996 昭和時代の社会運動家。
明治39年10月28日生まれ。アナーキズム運動に参加し,昭和2年「行動者」を発行。以後,「北極星」「黒旗」などの編集・発行に従事。6年農村コミューンをめざして農村青年社を設立,10年武装蜂起を計画しているとして検挙された。平成8年5月3日死去。89歳。鹿児島県出身。開成中学中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android