春慶焼(読み)シュンケイヤキ

デジタル大辞泉 「春慶焼」の意味・読み・例文・類語

しゅんけい‐やき【春慶焼】

茶褐色素地きじ黄色うわぐすりをまだらにかけて焼いた陶器法号春慶と称した加藤景正かとうかげまさ創始と伝える。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春慶焼」の意味・読み・例文・類語

しゅんけい‐やき【春慶焼】

  1. 〘 名詞 〙 陶器の一種尾張国愛知県瀬戸の陶業の祖、加藤景正が、晩年春慶と号してのち作った茶入れ類をいう。二代藤四郎基通も剃髪して春慶と称したが、作には別に藤四郎春慶の名がある。春慶。
    1. [初出の実例]「春慶焼と御申候、いかにもいかにも薬かわき、ふゆかんのやう也」(出典:松屋会記‐久重茶会記・寛永一四年(1637)一〇月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android