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春慶 シュンケイ

朝日日本歴史人物事典の解説

春慶

生年:生没年不詳
和泉国堺(堺市)の漆工。応永年間(1394~1428)の人といわれるが確証に乏しい。『松屋会記』永禄11(1568)年2月16日によれば松屋久政は春慶から茶の湯に招かれており,春慶が堺の住人で茶入を焼かせたり天目台の作者と記している。また初期の茶道指南書『分類草人木』(1564刊)の筆者である堺の茶人直松斎春渓が春慶に広まりと同一人物ともみられる。春慶塗は木地に柿渋や蘇芳などの下塗りをした上に透漆を塗り木目の美しさをみせる技法で,春慶が創始した技法と伝える。後世全国堺春慶,飛騨春慶,能代春慶などがある。<参考文献>黒川真頼『工芸志料』

(小池富雄)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

大辞林 第三版の解説

しゅんけい【春慶】

○ 鎌倉時代の尾張国瀬戸の陶工、加藤景正の号。
○ 漆塗り職人の名。一説には応永年間(1394~1428)頃の和泉国堺の人という。春慶塗の創始者。
「春慶塗」「春慶焼」の略。

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