春窮(読み)シュンキュウ

デジタル大辞泉 「春窮」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐きゅう【春窮】

晩春、麦の収穫期前に米などが不足すること。春の端境期 春》「―のあまり剃刀研ぎにけり/桂郎」

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精選版 日本国語大辞典 「春窮」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐きゅう【春窮】

  1. 〘 名詞 〙 晩春になって、前年に収穫した米穀などの主食品が欠乏してくること。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「春窮のあまり剃刀研ぎにけり」(出典:含羞(1956)〈石川桂郎〉昭和二二年)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「春窮」の意味・わかりやすい解説

春窮
しゅんきゅう
ch'ungung

朝鮮で,農民春季食糧端境期に食糧に窮し,山野草根木皮を食べて延命した状態をいう。

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