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剃刀 カミソリ

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デジタル大辞泉の解説

かみ‐そり【剃刀】

《「髪(かみ)剃り」の意》
頭髪・ひげなどをそるのに用いる刃物。切っ先がなく、刃が薄く、鋭利。こうぞり。
切れ味が鋭いさま、また、才気鋭く、物事の処理が速く巧みなさまや人のたとえ。「剃刀の頭脳」「剃刀パンチ」

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世界大百科事典 第2版の解説

かみそり【剃刀】

ひげ,まゆ毛など体毛の除去および,髪形を整えるのに用いる刃物。旧石器時代には,ひげ・体毛の処理には貝殻,動物の骨,サメの歯,フリントの石刃(せきじん)などを用いた。この方法は,その後も地域により継続された。15世紀にアメリカ大陸に渡ったトルケマダの記録には,インディアンの持っていた黒曜石の石刃を借りて,ひげをそったとある。青銅器の発見に伴い,各種の刃物が作られるようになると,体毛を〈そる〉ようになった。

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大辞林 第三版の解説

かみそり【剃刀】

〔「髪剃り」の意〕
頭髪や髭ひげをそるための鋭利な刃物。
切れ味の鋭いさま、才気鋭いさまのたとえ。 「 -パンチ」 「 -のように切れる男」
[句項目]

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

剃刀
かみそり

中村吉蔵(きちぞう)作の戯曲。1幕。1914年(大正3)7月『中央公論』臨時増刊号に発表。同年10月帝劇で芸術座が初演。東京近郊の理髪店主木村為吉(ためきち)は家が貧乏で親の職業を継いだが、小学校の級友であった岡田秀作の家は金持ちで、彼は出世して政府高官、代議士となり故郷に錦(にしき)を飾る。剃刀の奴隷のようになって毎日を送る為吉は、いらだって散髪にきた岡田の首に剃刀を突き立てる。貧富の差により人の一生が決定される現実の社会機構を批判的に描いた、大正期社会劇の代表作であり、作者の転機を促したヒット作。初演以来335回の上演を記録し、『復活』とともに芸術座の主要な上演演目となった。[藤木宏幸]
『『現代日本戯曲選集2』(1955・白水社)』

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