普賢延命菩薩(読み)フゲンエンメイボサツ

デジタル大辞泉 「普賢延命菩薩」の意味・読み・例文・類語

ふげんえんめい‐ぼさつ【普賢延命菩薩】

密教で、普賢菩薩延命を祈る際の本尊二臂にひ像と、二〇臂像とがある。延命菩薩

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精選版 日本国語大辞典 「普賢延命菩薩」の意味・読み・例文・類語

ふげんえんめい‐ぼさつ【普賢延命菩薩】

普賢菩薩に延命の徳があるところから、密教ではこれを神格化したもの。延命、増益を祈る本尊とされる。形像には二臂像と二十臂像とがあり、白象に乗るのを例とする。前者右手金剛杵左手金剛鈴を執り、三象または一身三頭象に乗る。両側に四天王を配する場合もある。また、後者は大安楽不空金剛三昧真実菩薩と同じ持物を執り、四象に乗り、それぞれの頭上に四天王を配する。
※建久二年普賢延命法日記(1191)「新被図画供養玉へり。普賢延命菩薩形像并四大天王形像各一体」

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