暗冥(読み)あんみょう

精選版 日本国語大辞典 「暗冥」の意味・読み・例文・類語

あん‐みょう‥ミャウ【暗冥・闇冥】

  1. 〘 名詞 〙 暗くて人目の及ばない所。暗黒の世界、特に、地獄冥暗冥土。あんめい。
    1. [初出の実例]「十方つねに、暗暝(アンミャウ)(〈注〉クラク)にして、三悪道、増長し、阿修羅、また、さかりなり」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
    2. 「吾は是れ汝が母なり。久く暗冥(アンミャウ)に処す」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「暗冥」の読み・字形・画数・意味

【暗冥】あんめい

暗い所。漢・揚雄羽猟の賦〕女水に潛み、怪物冥にして、殫(ことごと)く形(あら)はすべからず。

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