暗剣殺(読み)アンケンサツ

デジタル大辞泉 「暗剣殺」の意味・読み・例文・類語

あんけん‐さつ【暗剣殺】

九星きゅうせい方位の中で、最も凶とされる方位。これを犯すと剣難にあって、主人使用人に、親は子に殺されることがあるという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗剣殺」の意味・読み・例文・類語

あん‐けん‐さつ【暗剣殺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 九星の方位の一つ。最凶の方角で、これを犯すと親は子に、主人は召使に害され、命を失うといわれる。
    1. [初出の実例]「ハケ先を此方へ曲げると暗剣殺に方(あた)ると方(はう)を除け」(出典:落語・磯の白浪(1890)〈七代目土橋亭りう馬〉)
  3. 転じて、会っては都合の悪い人がいる方向災難に会う方向。災難に出会った方向。
    1. [初出の実例]「アレ酷い目に逢った〈略〉余程今日は暗剣殺(アンケンサツ)だよ」(出典:大策士(1897)〈福地桜痴二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android