暗剣殺(読み)アンケンサツ

精選版 日本国語大辞典 「暗剣殺」の意味・読み・例文・類語

あん‐けん‐さつ【暗剣殺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 九星の方位の一つ。最凶の方角で、これを犯すと親は子に、主人は召使に害され、命を失うといわれる。
    1. [初出の実例]「ハケ先を此方へ曲げると暗剣殺に方(あた)ると方(はう)を除け」(出典:落語・磯の白浪(1890)〈七代目土橋亭りう馬〉)
  3. 転じて、会っては都合の悪い人がいる方向災難に会う方向。災難に出会った方向。
    1. [初出の実例]「アレ酷い目に逢った〈略〉余程今日は暗剣殺(アンケンサツ)だよ」(出典:大策士(1897)〈福地桜痴二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む