暗鬼(読み)アンキ

デジタル大辞泉 「暗鬼」の意味・読み・例文・類語

あん‐き【暗鬼】

《暗がりの中に見える鬼の意から》妄想からひき起こされる恐れや疑い。「疑心暗鬼

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精選版 日本国語大辞典 「暗鬼」の意味・読み・例文・類語

あん‐き【暗鬼】

  1. 〘 名詞 〙 くらがりに見える鬼。妄想からひきおこされる恐怖心実際にはないことを、あると思ってこわがる気持。→ぎしん(疑心)暗鬼(あんき)を生ず
    1. [初出の実例]「所謂(いはゆる)疑中の暗鬼(アンキ)かしらねど」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉五)

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普及版 字通 「暗鬼」の読み・字形・画数・意味

【暗鬼】あんき

疑心によって忘想する。宋・林希逸〔列子口義、説符、隣人の子の条〕に、疑心鬼を生ずと言ふがごとし。

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