曝書(読み)バクショ

デジタル大辞泉 「曝書」の意味・読み・例文・類語

ばく‐しょ【×曝書】

[名](スル)書物虫干しすること。蔵書を取り出し、広げて風に当てること。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「曝書」の意味・読み・例文・類語

ばく‐しょ【曝書】

〘名〙 蔵書を陰干しにして風を通し、虫に食われたり黴(かび)たりするのを防ぐこと。書物の虫干し。《季・夏》
異制庭訓往来(14C中)「二星会盟之夕。雖乞巧之奠。更無曝書之献也何哉」 〔太平御覧‐時序〕

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普及版 字通 「曝書」の読み・字形・画数・意味

【曝書】ばくしよ

蔵書の虫ぼし。〔太平御覧、三十一に引く王隠の晋書〕魏の武、高司馬懿(い))を辟(め)す。~辭するに~風痺にして居すること能はざるを以てす。~時に七七日、高方(まさ)に書を曝す。令、竊(ひそ)かに知りてる。

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