曠古(読み)コウコ

デジタル大辞泉 「曠古」の意味・読み・例文・類語

こう‐こ〔クワウ‐〕【×曠古】

《「曠」は、むなしくする意》今までに例のないこと。未曽有。前代未聞空前。「曠古大業
「―の戦争」〈花袋田舎教師

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精選版 日本国語大辞典 「曠古」の意味・読み・例文・類語

こう‐こ クヮウ‥【曠古】

〘名〙 (「曠」は広くて何もない、からにするの意) 前例のないこと。前代未聞。未曾有。空前。
※旱霖集(1422)明孤月頌軸序「人生乎当今而知曠古数千載之事者有焉」
※田舎教師(1909)〈田山花袋六一欧州強国相手にした曠古(クヮウコ)の戦争」 〔鮑照‐和玉丞詩〕

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普及版 字通 「曠古」の読み・字形・画数・意味

【曠古】こう(くわう)こ

空前。〔北斉書、趙彦深伝〕多く其の手に出づ。して給と爲す。武~(つね)に司徒孫(そんとう)に謂ひて曰く、深は小心恭愼、曠古倫なりと。

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