精選版 日本国語大辞典 「曲江」の意味・読み・例文・類語
まがり‐え【曲江】
- 〘 名詞 〙 まがっている入り江。
- [初出の実例]「まかり江にかけては流す草筏〈双烏〉 しぐれやすらん雲の稲妻〈巣兆〉」(出典:俳諧・くろねき(1797))
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…近代ではむしろ江南地方の高官や富庶らの私邸庭園と区別して,ひろく皇帝の所轄になる大規模な自然庭園や離宮の類を総称する。この種の苑囿としては,秦始皇帝が咸陽に造営した離宮にすでに人工的な築山をもった造園の例があり,前漢武帝の上林苑や太液池,隋煬帝(ようだい)の西苑,唐の長安にあった曲江,北宋の汴梁(べんりよう)(河南省開封)にあった金明池,元の大都の太液池などが歴史上著名。現存するものとしては,元の大都の太液池をうけついだ明・清時代の北京の西苑(三海)や清朝の北京北西郊に設けられた頤和(いわ)園,円明園などの三山五園,同じく河北省承徳(旧,熱河)の避暑山荘などがあり,いずれも広大な領域を占め,大規模な人工的造園や豪華な建築装飾を特色としている。…
…第2期は安禄山の乱から四川に落ち着く48歳の冬までで,戦乱に揺れ動く社会に翻弄される自己の憂愁を歌い,長安幽閉中には〈春望〉や〈江頭に哀しむ〉など,よりどころを失った社会や人間に対する底深い悲しみをたたえた作品が作られた。また〈曲江〉は政治の理想と現実との隔たりを身をもって感じた左拾遺時代の作品であり,左遷された後には〈新安の吏〉〈潼関の吏〉〈石壕の吏〉(以上〈三吏〉),〈新婚の別れ〉〈垂老の別れ〉〈無家の別れ〉(以上〈三別〉)といった社会詩がある。第3期は成都時代で,落ち着いた生活は彼に精神的余裕をもたらし,自然や人間の善意が惜しみなく歌われる(〈客有り〉〈客至る〉〈春夜喜雨〉など)。…
※「曲江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新