デジタル大辞泉 「草筏」の意味・読み・例文・類語 くさいかだ【草筏】 外村繁の長編小説。昭和10年(1935)、「世紀」誌に発表、同年の第1回芥川賞の候補作となる。単行本は昭和13年(1938)刊。近江商人であった自家をモデルとする大河小説で、戦後に発表した「筏」「花筏」とあわせ、3部作をなす。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の草筏の言及 【外村繁】より …33年,家業を弟に譲って《麒麟》の同人となり,社会小説《鵜の物語》を書き,好評を博す。続いて発表した《草筏(くさいかだ)》(1935‐38)で大いに注目され,第1回芥川賞候補となる。《草筏》は《筏》(1954‐56),《花筏》(1957‐58)とともに,近江商人藤村家の数代にわたる興亡と血の問題とを描く長編三部作をなす。… ※「草筏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by