…33年,家業を弟に譲って《麒麟》の同人となり,社会小説《鵜の物語》を書き,好評を博す。続いて発表した《草筏(くさいかだ)》(1935‐38)で大いに注目され,第1回芥川賞候補となる。《草筏》は《筏》(1954‐56),《花筏》(1957‐58)とともに,近江商人藤村家の数代にわたる興亡と血の問題とを描く長編三部作をなす。…
※「草筏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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