曹渓寺(読み)そうけいじ

日本歴史地名大系 「曹渓寺」の解説

曹渓寺
そうけいじ

[現在地名]厚岸郡浜中町榊町

さかき町にある寺院。日東山と号し、臨済宗妙心寺派。本尊釈迦如来境内延命地蔵、豊漁祈願の弁財天、竜王神が安置されている。明治八年(一八七五)国泰こくたい(現厚岸町)の役僧であった梅渓宗慎が、管長代理上甲厳に随行して当地で布教し、同一四年弔祭布教所を設立したのに始まる(釧路国郷土誌)。寺号公称は同一六年に許可された。寺号は宗慎の受業寺である東京麻布あざぶの曹渓寺(現東京都港区)にちなむ。


曹渓寺
そうけいじ

[現在地名]上磯郡上磯町字茂辺地

茂辺地もへじ川の河口付近に形成された住宅街の一角にある。曹洞宗竜洞山と号し、本尊は釈迦如来。享保一六年(一七三一)箱館高龍こうりゆう寺九世の万願を開基に造立されたのに始まる(「北海道志」巻一〇、「寺院沿革誌」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android