曹白魚(読み)ヒラ

デジタル大辞泉 「曹白魚」の意味・読み・例文・類語

ひら【曹魚】

ニシン科の海水魚全長約50センチ。体高が高く、側扁し、しりびれの基底が長い。背側は暗青色、腹側銀白色。九州以南に産する。中国では曹白魚ツァオパイユイ鰳魚ローユイと称し、塩漬け干物にして賞味する。

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精選版 日本国語大辞典 「曹白魚」の意味・読み・例文・類語

ひら【曹白魚】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひら(平)」と同語源 ) ニシン目ニシン科の海産魚。全長約四〇センチメートルに達する。体はニシンより著しく側扁し、体高が高い。腹びれが小さく、腹縁のうろこ鋸歯(きょし)状。背方は暗青色で腹方は銀白色。富山湾・大阪湾以南、中国、東南アジア、インドの沿岸に分布する。内湾性で汽水域にも入る。食用になる。中国ではツァオパイユー(曹白魚)と称し、塩漬・干物として珍重。〔和漢三才図会(1712)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「曹白魚」の解説

曹白魚 (ヒラ)

学名Ilisha elongata
動物。ニシン科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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