曾我遺跡(読み)そがいせき

日本歴史地名大系 「曾我遺跡」の解説

曾我遺跡
そがいせき

[現在地名]橿原市曾我町 敷ノ前・小泉丸

古墳時代の玉作遺跡。昭和五七年(一九八二)の国道二四号バイパス関連事業で、南北三三〇メートルの範囲に広がっている。

中央部に沼沢地があり、その周辺で玉作りを行っていたとみられる大型土坑や掘立柱建物が点在した。前掲の沼沢地の北側では碧玉(緑色凝灰岩)翡翠を使った管玉・勾玉などの玉類を、南側では滑石琥珀を使った臼玉小玉、滑石製模造品などを作っていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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