替へ詞(読み)カエコトバ

デジタル大辞泉 「替へ詞」の意味・読み・例文・類語

かえ‐ことば〔かへ‐〕【替へ詞/替へ言葉】

合い言葉。符牒ふちょう
「この若衆墓原といへるは、一夜の情代銀三枚あげし―なり」〈浮・男色大鑑・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「替へ詞」の意味・読み・例文・類語

かえ‐ことばかへ‥【替詞・替言葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩歌語句を、同じ意味で、別のことばに言いかえること。また、そのことば。替え言(ごと)
    1. [初出の実例]「歌にも連歌にも替詞は肝要也」(出典:落書露顕(1413頃))
  3. 仲間だけに通じるように、別のことばで言いかえたことば。あいことば。符丁
    1. [初出の実例]「衆を墓原といへるは、一夜の情代銀三枚あげし替言葉(カヘコトハ)なり」(出典浮世草子・男色大鑑(1687)六)

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