替目・変目(読み)かわりめ

精選版 日本国語大辞典 「替目・変目」の意味・読み・例文・類語

かわり‐め かはり‥【替目・変目】

〘名〙
① 変わっているところ。違い。けじめ。また、さまざまに異なったところがあること。
東関紀行(1242頃)鎌倉遊覧「金銅木像のかはりめこそあれども」
史記抄(1477)一〇「土地のかわりめに依て、音の清濁軽重ありと見へたり」
② 交替する時。入れかわる時。取りかえる時。また、そのもの。
東寺百合文書‐を・(年未詳)(室町)一二月二一日・某書状案「毎度替目御補任之条、既先規候上者、如此御延引不得其意候」
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初「ヲット銚子のかはりめかはりめ」
物事の移り変わる時。季節の移り変わる時期。
十三夜(1895)〈樋口一葉〉上「ほんに替(カハ)り目(メ)陽気が悪いけれど」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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